2014年11月02日

菱田春草展@東京国立近代美術館

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Soekkoちゃんと散策では珍しく雨のSTART!

「菱田春草展」。ちょっと地味かな…なんて思いもありつつ、ポスターを見たときからずっと気になっていたのでぎりぎり駆け込みました。

結論からいうと、最高といっても過言ではないくらい感動した美術展でした。

菱田春草が長野県出身だということも、36歳の生涯だったということも知らずに入った美術展。

知らなかったのに、とってもファンになってしまいそうなぐらい引き込まれました。

あの横山大観に「春草のほうがずっと上手い」といわしめた菱田春草。

…ほんとうにそう思う。とわたしは何様だ、と草場の陰から横山大観に叱られそうだけど。

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圧巻の作品の数々が、菱田春草若干23歳頃の作品な訳です。

しかも広い絵の中で何も描かれていない余白の潔さ。

そして、わたしがときめくのはブルーの色使い。

コバルトブルーやペルシャンブルーなど海外のカラーも取り入れています。

海の緑に近いブルーも、松のブルーに近い緑色も、その作品の全体を物語る色に変わっています。

月や、鳥が春草は好きだったのだろうなと言うぐらい春草ここにあり。的なシンポルでした。

ブルーの美しさに加え、赤茶色と鮮やかな青など、補色の色使いの素晴らしさ。

菱田春草は作品数とか、色使いとか、余白の面積とか、描くジャンルの広さかと、

才能が惜しみなく溢れているように感じました。

それはただ単に見る人の好みなのかもしれませんけど。

菱田春草展のあとにみた、常設展の絵が少し煩わしいとさえ感じるほどに

あのすっきりさがやけに心に残りお見事な色づかいでした。

病で養生したあとの作品がガラッと変わり、作品の雰囲気で画家の心情が伝わるような切ない気分にもなります。

復活したあとの写真は少しボタニカルアートにも似たような作品になっています。

病気をしたことで、家の周りの樹々の美しさを感じ、落葉などの作品に取りかかったそうです。

未完の「落葉」を見ると、描きたかったんだろうなーという淋しさを感じるし、作品見たかったな。

後半に出てくる黒猫など、ふわふわの毛並みが描かれていたり、

動物の表情や仕草を見ると、菱田春草て動物が好きで、優しい人だったんだろうなあと妄想したり。

ほんとにおこがましいのですが…、描いている絵のシチュエーションが私も好きなシーンで、

補色の色づかいも好きで、病の後身の回りの庭に生えている草木を描くようになったり、というところに

私と同じー!!という価値観が寄り添えるような…妄想してます。

ええ、ええ、ほんとにおこがましいのですが。

私ほどの激しい妄想まではしていないと思いますが、

Soekkoちゃんも来てよかったー!と感動していました。


ほんとに来て良かった!

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美術展の満足感に浸りながら、眺めの良い部屋で一休み。

窓からは皇居が見えます。紅葉は少し先のようですね

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こんな日もジョガーは黙々と走ってます。


美術展はすごく感動して期待に胸を膨らませミュージアムショップへ。

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ひどすぎる…ラインナップの少なさ、リストアップのセンスのなさ。

わたしもSoekkoちゃんも、決定したのはこの一枚のみ。

個人所有所蔵とか何かご事情もあるのかと思いますが…残念です。

美術展来たことだけでも満足だったと思えばポストコードで怒っててはいけませんね。

美術展を見ると、その世界に引き込まれるので自然とストレス解消も出来てるとおもう。

そしてきれいな絵、色を見ると心がフワーッと豊かになる感じがする。


今回は菱田春草が36歳の生涯だったことを思い、自分の今後についても思い巡らせもしました。


昔は全く美術展に興味もなかったのに、自分なりの美術展の楽しみ方を覚えて

実は自分の軌道修正が出来る場所でもあるということに気付き始めました。

長くなりましたが、美術館ていいですね!


posted by クロワールCafe at 22:37| Comment(0) | 美術館めぐり