
今日のYahoo!ニュースで富士山から無事に下山した犬のニュースをみました。
そこでわたしが購読している犬猫の支援団体から届いた新聞のニュースを思い出しました。
数年前に犬の写真展を行っていてこの団体の存在を知り、年に数回、新聞が届きます。
→マオネット
里親探しや保護を行っています。
昨年12月にニュースになった犬をご存知ですか?
以下マオネットの記事を引用させてもらいます。
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大平街道の犬騒動
昨年12月に、こんなネットニュースが目に留まりました。
長野県飯田市の大平街道で、一匹の道路脇で飼い主を待つように座り続けているのをある夫婦が見つけた。
(多分新聞社にもこの夫婦が話したと思われる)
犬はやせ細っていて、もう一週間以上犬は雨や雪に打たれても立ち去ろうとしなかったが、
大雪に見舞われた街道が通行止めとなった十日、ふもとに向けて移動。
十一日午後には、ゲートの前に座っていた。野宿続きでやせ細っているが、道路から目を離そうとしない。(以下略)

大平街道の犬。
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という状況の犬がいたのでマオネットとしても保護するつもりで地元の保健所へ問い合わせをしました。
すると、その犬は長い間そのあたりを徘徊している野良犬で前から捕獲を試みてもなかなかつかまらない状況でした。
飼い主を待っているわけでなく、なんらかの事情でえさを食べれず衰弱して座り込んでいるのではないか、という状況だったそうです。
それだけで終わらず、この犬のニュースが全国で流れました。
状況だけ見ると美談で、可愛そうな忠犬ストーリーとして話題になりました。
その後一週間後、この犬は捕獲されました。
もちろん飼い主が現れることはなく譲渡対象となりました。
メディアの力はすごいもので、なんとこの犬に60件以上の里親希望者があらわれたのです。
実際には対応しきれずに希望者を打ち切ったようです。
結局は以前から保健所からの譲渡を希望していた男性に引き渡されました。
この犬に関しては、よかったと一安心なのですが、少し気になるのは残りの59組の人たちです。
この人たちが、保健所にいるほかの犬をもらってくれたかというと、話はうまくいきません。
話題になったかわいそうな犬がいいのでしょうか。
保健所にいる犬や猫たちは、自ら好んできたわけではありません。
一頭一頭、事情があって持ち込まれたり捕獲されたりした仔たちです。
すべての犬猫がメディアに取り上げられれば、私たちはすることがなくなりボランティアも辞めることになるでしょう。
現実にはそんなことはありあえないので、今日も私たちは犬猫の里親探しをがんばっていくしかないのです。
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皆さんはどう感じましたか?
わたしも実際に何か力になれることをしているわけではありません。
ですが、自分の意思など関係なく捨てられる動物の気持ちになってほしいと思う気持ちは持ち続けています。
同じ環境で生きていて、人間がえらいことはないんですよね。
ペットを飼うときは本気で一緒に生きて行くこと。
そして犬の命は短い。それも覚悟して生きて行くこと。
数年前に死んでしまった大好きだった愛犬のオリちゃん。
この世にいなくなってしまったことはいまだに悲しくせつなく言葉にできません。
でも明日、オリはもう使わなくなったひきひもと、少しばかりの寄付を送ろうと思います。
もしマオネットのご支援お願いできる方がいたらよろしくお願いします。
↓
【犬猫を救う基金 郵便局 00580−7−3005】